年末、二人きりの深夜シフト――。 それは、ただの繁忙期では終わらなかった。 一年で最も忙しいこの時期。 人手が足りず、僕と店長のふたりだけで店を回すことになった。 終わりの見えない業務に、ただ黙々と働く毎日。 けれど、ひょんなきっかけで、その空気がゆっくりと、確かに変わりはじめる。 3年半、ただの“店長とバイト”だった僕らの関係。 それが、ふとした瞬間に崩れ去り―― 今度は、“男と女”として、互いを求め合うようになった。 誰もいない閉店後の店内。 交わされる視線、触れ合う指先。 熱を帯びたツーオペレーショ ...